こんにちは、咲紗(サーシャ)です。 実は、このたびブログをワードプレスからはてなブログへ移行しました。 なぜかというと、ワードプレスだと検索に引っ掛かりにくいようなのです。 一人でも多くの方にこのブログを読んでいただきたいなと思い、思い切って…
長かった~。 ここまで読むのがしんどいのは「指輪物語」に匹敵しましたね。 でも一息に読んでしまいました。 前も書きましたが、とにかく言葉が難しすぎる! 聞いたことのない単語、聞いたことのない読み方でほぼ成り立っていると言っても過言ではありませ…
2016年4月15日 講談社文庫 かなりの長編で、これでやっと前半。 作者のデビュー作で、第45回メフィスト賞受賞作です。 この作者、言語学者だそうです。 そのせいか、やけに難しい言葉がふんだんに使われていて、ちょっと理解できないところが多々ありまし…
こんにちは、咲紗(サーシャ)です。 さて、今回は初めて、咲紗が今まで読んだ本の中からランキングをつけてみたいと思います。 テーマは、「電車の中で読んではならない本」。 咲紗は、家で読むのはもちろんですが、通勤時間が長いので電車の中でもかなり読…
2006年12月1日 新潮文庫 若だんなシリーズ第3弾です。 日本一、いや、世界一軟弱な主人公、一太郎。 でも弱いのは身体だけ。 相変わらず頭の冴えはいいし、度胸も据わっているしっかり者です。 何と今回はこの若だんなが、身体の調子が良すぎて、ご飯をモリ…
2003年9月30日 講談社 第十六番 瑞泉寺 瑞泉寺のある井波というところは「寺内町」だったそうです。 城下町は城が中心ですが、寺内町は「寺の内の町」で、寺と町とは一体であり、寺も町も一緒に守られているそうです。 すばらしい伽藍があり、見事な木彫りが…
2003年9月30日 講談社 美しい文章でお気に入りのエッセイです。今回は北陸です。 五木先生はどこでもきちんとジャケットを着こなし、ダンディでとてもかっこいいのです。 第十一番 阿岸本誓寺 このお寺、屋根が何と茅葺きです。茅葺き屋根の規模としては、日…
2010年11月25日 集英社文庫 1997年にガンを発病した奥様のために、毎日短い話を書いて読んでもらうことにした作者。 2002年5月に亡くなられるまでの約5年間、1778話、1日も休むことなく書かれた作品です。 余命宣告を受けてから5年も頑張られたということは…
2009年3月13日 講談社文庫 前回は、主人公・夕士がかなり精神的な成長を遂げますが、今回はムチャクチャ笑えます。 アパートの住人・古本屋が旅先からおまけでもらった本が、実は魔導書で(プチ版だそうですが)夕士はその主になってしまいます。 思いっきり…
2013年1月10日 幻冬舎文庫 まあ、まずありえないお話です。 行き倒れの男が倒れていて、それが若くてなかなかのイケメンで 「よかったら俺を拾ってくれませんか。しつけのできた良い子です。」 と言って、拾ってみたら超料理上手で、家事も何でもやってくれ…
2002年8月1日 角川文庫 「古典部」シリーズ第2弾です。 「氷菓」よりこっちの方が面白かったかな。 学園の小さな謎解きで、別にだれが死ぬわけでもケガをするわけでもない、いたって平和です。 今回は、脚本家役が倒れてしまったために中断された、クラスの…
2010年8月12日 講談社文庫 前作「暗黒館の殺人」と比べると、非常に短く感じる作品です。 「かつて子供だったあなたと少年少女のためのミステリーランド」という企画で書かれたそうです。 今までと違い、そうだなぁ・・・、小学5~6年から中学1~2年くら…
1998年3月15日 講談社文庫 いや、これは・・・ 凄い!凄すぎる!!! なんか島田先生の作品を読むと、いつもこういっている気がしますが・・・ 芸がないなぁ。 でもほんとに凄いんですよ! 何が凄いって? 最初から最後までです! 最初の一ページからグイグ…
2000年11月10日 文春文庫 今回は、男に裏切られ鬼になってしまった女性の話が2つも出てきます。 当時の女性は全くの無力で、ただただ男性の寵愛を待つしかないのです。 男の心が離れても、どうすることもできません。 ただひたすら愛する男が来てくれるのを…
2019年8月16日 メイツ出版 前にも書いたかもしれませんが、咲紗はお遍路にあこがれています。 もう一つのブログ「咲紗の、輝け!キラキラ毎日」にもコラムを載せるほど、あこがれているのです。 https://sashakirakira.com 定年退職になったら、絶対に行こう…
2008年7月8日 中経出版 このクリス岡崎さん、昔、親友を自殺で亡くし、それがきっかけで子供たちのカウンセリングをするようになったのですが、子供たちが人生に絶望していることを知りました。 子供たちが人生に絶望しないためには、まず大人がかっこよく人…
2003年6月30日 講談社 司馬遼太郎先生の「街道をゆく」の次に、美しいエッセイに巡り合えました。 五木先生が実際に寺を訪れ、その寺についていろいろ書かれるのですが、文章の美しさと内容の深さに感動します。 そして五木先生は、どのお寺へ行くにもきちん…
2005年9月1日 新潮文庫 さて、続きです。 4代目皇帝 クラウディウス クラウディウスは、3代目皇帝カリグラの叔父にあたり、ゲルマニクスの弟でした。 カリグラが殺されたとき、彼は思いがけず皇帝にまつりあげられましたが、この時すでに50歳。 子供の時小…
2005年9月1日 新潮文庫 長い「ローマ人の物語」もようやく中盤まできました。 今まで順調に発展してきたローマですが、この辺からだんだん怪しくなってきます。 いや、国はいいのですが、治める人が・・・。 それでは、アウグストゥスより後のローマの皇帝た…
1959年9月25日 創元推理文庫 綾辻行人先生の「十角館の殺人」で、ミステリー同好会の学生たちが様々な有名ミステリー作家の名前をニックネームにしてそれぞれ呼び合っていました。 アガサにポウ、カー、ドイル・・・その中で、結構重要な役割を演じる学生に…
2017年12月17日 双葉文庫 「シェエラザード」であまりいい印象のない浅田次郎先生ですが、この作品はぜひとも読んでみたくて、文庫本を探していてついに読めました。 ・・・が、やっぱり私、浅田先生ちょっと苦手かも・・・。 浅田先生ファンの皆様、ごめん…
2004年9月25日 電撃文庫 人気作品、第3弾ですね。 相変わらずスピード感あり、迫力あり、とても面白く一息に読める作品です。 が、あまりにもバーッと読めてしまうので、前の内容を忘れるスピードも速いことに気づきました。 続きになっているので結構前の…
2012年8月1日 新潮文庫 子供のころ、何度も読んでは最初の方で挫折していた作品です。 なのでもっと長いお話かと思っていましたが、今読んでみると、意外と短いのでびっくりしました。 何度も映画化もドラマ化もされていますね。 ジュディ・ガーランドの映画…
2001年1月10日 幻冬舎 ま~、ゆるいゆるい。 あまりのゆるさに、よくこれが本となって出版されたものだと思います(笑) これ、本人は小説だと言い張っていますが、エッセイにほど近い自分の日常・・・とも言い切れず、思っていることをつらつら書き連ねてい…
2020年5月22日 角川文庫 待望の「百物語」シリーズ、第4弾。 今回もやっぱり素晴らしい。 宮部先生の作品の中でも、もはや貫禄の域に達しているこのシリーズ、期待を裏切りません。 600ページ以上の大作でしたが、あっという間に読んでしまいました。 今回…
2013年10月16日 講談社文庫 大好きな宮部みゆき先生の作品で、これは現代ものです。 全体的に穏やかなムードで話は進みます。 主人公、高校生の英一一家は古い写真館であった家を買いますが、父親のユニークな趣向で看板をそのままにしておきました。 すると…
2007年10月16日~11月15日 講談社文庫 いや~・・・・・、我ながらよく読んだな~、4冊も。 しかも約2,600枚。 無駄に長いです。一冊一冊が分厚い! 構想8年、連載5年というからものすごいです。 綾辻先生、がんばりました。 ただ、わけのわからない…
2013年9月30日 文藝春秋 実に700ページ以上もの大作です。 そして、素晴らしい作品だと思います。 最初、題名や最初のころの数章から、てっきりのんびりしたユーモアあふれる楽しい話だと思っていました。 ところが、戦が始まったあたりから急に陰惨になって…
2015年10月20日 河出文庫 ものすごく勉強になった1冊です。 前回ご紹介したやましたひでこさんの断捨離の本と、ほぼ同じことをおっしゃっています。 断捨離も禅の考え方をもとにしたものですからね。 ちょっと違うところは、断捨離はまず捨てる、こちらは捨…
1998年11月10日 文春文庫 やっぱり面白いです!陰陽師。 平安時代の話で、妖の話なのにとってもオシャレな気がするのは私だけでしょうか。 とにかく、清明と博雅の2人の関係と会話が本当にいいのです。 博雅は何かあるとすぐ清明の屋敷にやって来て、すぐに…