咲紗の、本とチワワとコーヒーと ~愛すべき本たちとの日々~

読書大好き咲紗が、読んだ本の感想やご紹介をしていきます

米澤穂信

愚者のエンドロール   米澤 穂信

2002年8月1日 角川文庫 「古典部」シリーズ第2弾です。 「氷菓」よりこっちの方が面白かったかな。 学園の小さな謎解きで、別にだれが死ぬわけでもケガをするわけでもない、いたって平和です。 今回は、脚本家役が倒れてしまったために中断された、クラスの…

犬はどこだ  米澤 穂信

2008年2月29日 創元推理文庫 にほんブログ村 こんにちは、咲紗(サーシャ)です。 米澤先生の書く主人公(男性)は、鋭い推理力と観察眼をもっているにも関わらず、平凡で目立たず、地味に生きようとする人が多いです。 この主人公、長一郎もまじめ一筋の人…

夏期限定トロピカルパフェ事件  米澤 穂信

2006年4月14日 創元推理文庫 「いちごタルト事件」第2弾。 相変わらず小市民を目指す、小鳩君と小佐内さん。 いちごタルトは短編になっていましたが、今回は、最初は一見短編に見えるようで、実は全部つながっています。 最初は軽い事柄から始まりますが、…

氷菓  米澤 穂信

2001年11月1日 角川文庫 米澤穂信先生のデビュー作で、古典部シリーズと呼ばれているものです。 「いちごタルト」と同じで、日常の小さな謎を解くというものでした。 最初はちょっと面白くない感じがしましたが、後半一気に盛り上がり、面白くなっていきま…

春季限定いちごタルト事件  米澤穂信

2004年12月24日 創元推理文庫 こんにちは、咲紗(サーシャ)です。 またまた米澤穂信先生の作品で、今回は日常の小さな謎解きをする羽目になる高校生のお話です。 でもほんの小さな謎解きが、しっかりと芯の通った事件につながっていくところは、さすが米澤…

追想五断章  米澤 穂信

2012年4月25日 第一版 集英社文庫 しっとりと、じんわりと静かに心に染み入るいい作品でした。 「ああ、面白かった」と思う作品は多いですが、「ああ、いい作品だった」と思えるものはなかなかありません。 米澤穂信先生の傑作の一つと言ってよいと思います…

インシテミル  米澤 穂信

2010年9月20日 文藝春秋 電子書籍 この本はもう何度も読み返しています。 それほど大好きな作品で、いつ読んでも本当に面白いです。 内容は、こちらも「そして誰もいなくなった」を下敷きにしています。 破格の時給のアルバイト広告をみて集まってきた、学…