2019-01-01から1年間の記事一覧
2008年8月10日 文春文庫 あまりにも純真すぎる石神。 そしてあまりにも悲しい結末・・・。 ここまで純真な人がいるでしょうか。 はっきり言えば、靖子などどこにでもいるただのバカ女なのに・・・。 最後に靖子に送った手紙には、本当の愛情が満ち溢れていま…
2002年7月15日 講談社文庫 最近、大作が続き、ちょっと疲れてしまったので軽いものを読みたいと思って読んだ作品です。 が、読むのにやけに時間がかかってしまいました。 なぜか。 登場人物たちの名前があまりにも凝りすぎていて、慣れるまで何度も読み間違…
2014年4月25日 新潮社 電子書籍版 さて、続きです。 ローマは、七人続いた王政をやめ、共和政時代に入りました。 王の代わりに、二人の執政官が統治し、その執政官は市民集会で選ばれ、人気は一年。 一年ってちょっと短いような気もしますね。なんだか町内会…
2014年4月25日 新潮社 電子書籍版 電子書籍版は2014年ですが、実際は1992年の作品です。 まず、ローマの歴史の始まりは、トロイ戦争にあります。 神話でも有名なトロイの木馬で、ギリシア兵に襲われたトロイは、何とか王とその息子と、わずかな人々が逃げ、…
2019年12月6日 毎日新聞出版 ピース又吉の最新作です。 今回は、絵やエッセイなどを描く芸術家を志す青年たちの物語。 この作品では、登場人物たちの口から、又吉自身の思想をかなり語らせています。 どこまでが彼自身の話で、どこまでがフィクションなのか…
2011年3月30日 角川書店 2011年上半期「本の雑誌」ベスト10の第一位作品だそうです。 この本がバーッと本屋に並んだ時、ものすごく読みたいと思いましたが、分厚くて高くて、手が出ませんでした。 ブックオフで見つけて迷わず購入! ブックオフばんざい! 10…
2014年10月14日 講談社 主人公、掟上今日子は一日しか記憶が持たず、寝たらすべてリセットされてしまいます。 実際、そういう人はいるそうです。 事故などで脳に損傷を負ったりとかで。 今日子さんも生まれつきというわけではなさそうでした。 これもシリー…
2015年3月15日 文藝春秋 第153回芥川賞受賞作であり、お笑いコンビ「ピース」の又吉が書いたことで、超話題となった作品。 お読みになった方もかなり多いと思います。 いや~・・・・、素晴らしい作品にまた出会えました。 元々ピースの又吉は、すごい読書家…
2009年12月22日 WAVE出版 この本も私の愛読書となりました。 何度も読み返したい本です。 著者は、中卒で美容師を目指しているときに、星さんという素晴らしいメンターと巡り合いました。 その後、美容師こそ諦めましたが、「日本ファイナンシャルアカデミー…
1972年8月15日 講談社文庫 高校生の時、友達の陽子ちゃんが「これ、面白いよ」と言っていた作品です。 それから、実に30年! ついに読む機会を得ました。 全編「ノックの音がした」という一文から始まる短編集であり、この同じ一文からそれぞれいろいろな話…
2010年4月25日 角川文庫 まず「Ⅰ」の表紙をめくるとすぐ裏に、 「これは二冊で一つのエピソードです(上・下巻)と書いてあるじゃありませんか。 マジか! そんなの表紙を見ただけじゃわからないじゃないかー! ちょっと売り方が汚いんじゃないの! しかし…
2007年5月10日 文春文庫 こちらも、面白いミステリーランキングの必ず上位に入ってくる作品。 ミステリーといえば、日本・海外問わずシリーズ物が多いですが、これは違います。 一言でいえば・・・・ だまされた~!!! 完全にだまされました。 頭の中で描…
2015年4月15日 講談社文庫 題名と映画の予告編から、てっきりアハハと笑えるギャグだと思っていましたが、違いました。 意外にまじめなお話でした。 陸奥国藩主、内藤政醇(まさあつ)は幼い頃、乳母の虐待にあって閉所恐怖症。トイレのドアも閉められない…
2009年2月25日 角川文庫 万城目学、森見登美彦、綾辻行人・・京大出身の作家は多いです。 なかでも森見登美彦先生は、京大を舞台にした作品が非常に多いですが、万城目学先生のこの「鴨川ホルモー」も、もろ京大が舞台。 私は子供のころ、京大の学生さん…
1982年9月25日 新潮文庫 昔は世界中どこの国も、他人の土地を奪うことばかり考えていたのですね。 イタリアもたくさんの小国があり、それぞれその国を手に入れようと狙っています。 チェーザレ・ボルジアはものすごい勢いで小国をいくつも我が物にしました。…
2008年10月15日 講談社文庫 こんにちは、咲紗(サーシャ)です。 マンガにもアニメにもなった有名な作品。どれかをご覧になった方も多いでしょう。 やはりそれだけ人気の出る作品というのは、面白いですね。 主人公・夕士は中学一年の時に両親を事故で亡くし…
1985年3月25日 新潮文庫 あまりにも有名な、王妃マリー・アントワネットとフランス革命。 この本は史実通りのことと、フィクションが少し入り混じっているようですが、大半は事実のようです。 あまりにも華やかなヴェルサイユ時代と、革命後の囚人としての…
2004年12月24日 創元推理文庫 こんにちは、咲紗(サーシャ)です。 またまた米澤穂信先生の作品で、今回は日常の小さな謎解きをする羽目になる高校生のお話です。 でもほんの小さな謎解きが、しっかりと芯の通った事件につながっていくところは、さすが米澤…
2004年4月1日 新潮文庫 「若だんな」シリーズ第一作目で、長編です。 NEWSの手越祐也さん主演でドラマになったこともあるので、ご存じの方も多いでしょう。 廻船問屋長崎屋の跡継ぎ、十七歳の一太郎は人一倍体が弱く、何度も死にそうな目に合っています。 そ…
1992年2月3日 講談社文庫 kindle 犯罪学助教授の火村英生と、その友人で推理作家の有栖川有栖シリーズ第一作。 有栖川先生のこの火村英生シリーズは、巻数が多いため、電子書籍で購入しました。 一体どれから読めばいいのやらわからなかったのですが、綾辻…
1993年5月15日 講談社文庫 一か月近くもブログ更新してませんでした。 なぜかというと、実は図書館で九冊も本を借りてしまい、何とか急いで読まねばと必死になっていたので、ついつい更新を後回しにしてしまいました。 ようやく読み終わり、無事返却(返却…
2013年8月9日 改訂版第一版 講談社文庫 改訂版なので2013年ですが、実際は1982年12月の作品です。 うう~~ん。すごい。すごすぎる!!! これ作者のデビュー作だというから驚きです。 本当か!?信じられない! 天才じゃないかしら。 島田荘司先生…
2008年1月23日~2010年5月24日 講談社 コミック あえて私が、内容を説明することもありませんね。 それくらい、有名な作品です。 最近、山田孝之がプロデュースして、松山ケンイチがイエス、染谷将太がブッダで実写化されましたね~。 外人なのに、思いっ…
2012年4月25日 第一版 集英社文庫 しっとりと、じんわりと静かに心に染み入るいい作品でした。 「ああ、面白かった」と思う作品は多いですが、「ああ、いい作品だった」と思えるものはなかなかありません。 米澤穂信先生の傑作の一つと言ってよいと思います…
2017年5月 幻冬舎 kindle ホリエモンといえば、若くして会社を立ち上げ、大資産家となり、数々の問題を起こし、挙句の果てに逮捕されてしまった人ですが、態度はどうあれ、彼がお金を儲けることに関しては、ものすごい才能の持ち主であることには間違いあり…
2009年3月15日 第一版 早川書房 古草秀子 訳 なんてすばらしい本でしょうか! この一冊で、思いっきり笑って思いっきり泣きました。 本当に素敵な本です。ずっと大切にします。 でも割と読むのに時間がかかってしまいました。 なぜか。 電車の中で一切読めな…
2017年8月7日 第一版 ポプラ社 こういうビジネス書は当たり外れがあって、今まであまり当たってこなかったのですが、今回は大当たりといっていいでしょう。 金川顕教さん。ご家庭のご事情からヤンキーになってしまうも、猛勉強して立命館大学へ、そして大学…
2018年9月29日 第一版 KADOKAWA 高橋伸夫氏は東大大学経済学部教授、うだひろえさんはこの本のマンガを描かれています。 うださんは、マンガ家の他にご自身でカフェも経営なさっていた経験があるそうです。 なので、この本の中で難しく語られているところを…
2004年4月15日 第一版 講談社文庫 表紙のイラストもユニークです。 大好きな宮部先生の時代ものです。 いや~、宮部先生の時代ものは本当に傑作ぞろいなのですが、これもまた大満足! すっごく面白かったです。 どうして宮部先生の時代ものはこんなに面白いの…
1982年5月20日~1983年8月20日 小学館 コミック kindle なんと!この作品がkindleにあったなんて!信じられない! あまりにも昔のマンガなので、本屋にあるわけはなく、ブックオフにも絶対にない作品。 もう読めないものとあきらめていたのに、感動~♪ kindl…