咲紗の、本とチワワとコーヒーと ~愛すべき本たちとの日々~

読書大好き咲紗が、読んだ本の感想やご紹介をしていきます

宮部みゆき

幻色江戸ごよみ  宮部みゆき  新潮文庫

1月から12月まで、12カ月を12編の、少し不思議なお話が書かれています。 どのお話も文句なく面白いです。 人情物から、少し切ないお話から、様々です。 第2話「紅の花」 これはひどすぎます。 真面目に生きている主人公がかわいそうすぎます。 病弱…

本所深川ふしぎ草子  宮部みゆき  新潮文庫

大好きな宮部みゆきの時代もので短編集です。 江戸の本所七不思議を題材にした、7つの物語です。 ここに出て来る岡っ引きの茂七親分は、「ぼんくら」シリーズの平四郎の先輩として、名前だけ出て来る人です。 政五郎はこの人の部下です。 平四郎が尊敬し、…

お文の影   宮部みゆき   角川文庫

大好きな宮部みゆきの時代もの短編集です。 今回はちょっと今までと違って、人気シリーズのキャラクラ―が出て来るスピンオフみたいな作品がありました。 私はみんな知っているので面白いですが、知らない人でも全く影響なく読めます。 「坊主の壺」は、これ…

かまいたち   宮部みゆき  新潮文庫

やっぱり面白いな~。宮部みゆきの時代ものは。 ただ、今回、ブックオフですごく古い版の本を買ってしまったら、字がちっちゃくて読むのがつらかった~。 ああ、ついに老眼かしら・・・ 古い版のものって、なんであんなに字がちっちゃいんでしょうね。 昔は…

あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続   宮部みゆき  角川文庫

でました!三島屋シリーズ五作目です。 いや、これも最高ですね!!! この「三島屋」シリーズ、なんでこんなに面白いんでしょうか。 そしてついに! ついにおちかが結婚!!!! お相手はあの方ですよ、あの方・・・。 しかもその結婚のいきさつがまたおち…

三鬼 三島屋変調百物語四之続  宮部 みゆき

2020年5月22日 角川文庫 待望の「百物語」シリーズ、第4弾。 今回もやっぱり素晴らしい。 宮部先生の作品の中でも、もはや貫禄の域に達しているこのシリーズ、期待を裏切りません。 600ページ以上の大作でしたが、あっという間に読んでしまいました。 今回…

小暮写真館(上)(下)  宮部 みゆき

2013年10月16日 講談社文庫 大好きな宮部みゆき先生の作品で、これは現代ものです。 全体的に穏やかなムードで話は進みます。 主人公、高校生の英一一家は古い写真館であった家を買いますが、父親のユニークな趣向で看板をそのままにしておきました。 すると…

日暮らし(上)(中)(下)  宮部 みゆき

2008年11月14日 講談社文庫 「ぼんくら」シリーズかと思いきや、思いっきり続編です。 ぼんくら4・5・6巻とした方がわかりやすいかも。 メンバーは相変わらずで、新しいメンバーもたくさん出てきます。 今回は、ずいぶん佐吉がかわいそうな目にあってしま…

天狗風 霊験お初捕物控  宮部 みゆき

2001年9月15日 講談社文庫 いや、これ猛烈に面白いです。 霊験お初シリーズの一作目「震える岩」もかなり面白かったのですが、今回はその何倍もすごいです。 笑わせるかと思ったらぞっとさせ、おどろおどろしいのだけれど、読後感はさっぱりとしています。 …

泣き童子 三島屋変調百物語参之続  宮部 みゆき

2016年6月25日 角川文庫 大好きな「百物語」シリーズ。いや~、これも面白いです。 全然期待を裏切りませんね。 登場人物たちは相変わらず魅力的だし、全てのお話がいいです。 今回はちょっと新しいタイプのお話が合って、おちかがほかの人が開いた百物語の…

あやし   宮部 みゆき

2003年4月25日 角川文庫 こんにちは、咲紗(サーシャ)です。 さて、今回は大好きな宮部みゆき先生の時代もの。しかもホラーです。 やっぱりこの作品も面白い!最高です。 短い作品が9編で成り立っており、「百物語」シリーズのようなぞっとさせるようなレ…

あんじゅう 三島屋変調百物語事続  宮部 みゆき

2013年6月20日 角川文庫 三島屋「百物語」シリーズ、第2弾です。 前回の「おそろし」もそうでしたが、今回もものすごく面白いし、感動します。 実は、同僚に何かお勧めの本はないか?と聞かれたときに、この「あんじゅう」を教えたくらいなのです。 特にこ…

震える岩 霊験お初捕物控  宮部 みゆき

1997年9月15日 講談社文庫 宮部みゆき先生は、本当にいろいろな作品を書いていらっしゃるけれど、私は時代劇が大好きです。 今回も本当に面白いし、よく江戸のことを調べているなあ、と思います。 江戸時代の町の様子や人々の暮らし、その時はやっていた服装…

おそろし 三島屋変調百物語事始  宮部 みゆき

2012年4月25日 角川文庫 もっのすごく面白いです。 何というか、深みがあり、じ~んと心にしみわたります。 一つ一つの物語が最後見事につながっていき、主人公おちかの心の動きが丁寧に書かれていて、ついつい、おちかがんばれ、と感情移入してしまいます。…

ぼんくら(上)(下) 宮部 みゆき

2004年4月15日 第一版 講談社文庫 表紙のイラストもユニークです。 大好きな宮部先生の時代ものです。 いや~、宮部先生の時代ものは本当に傑作ぞろいなのですが、これもまた大満足! すっごく面白かったです。 どうして宮部先生の時代ものはこんなに面白いの…

ICO -霧の城ー (上)(下) 宮部みゆき

2010年11月12日 第一版 講談社文庫 こんにちは、咲紗(サーシャ)です。 久しぶりにファンタジーを読みました。 面白い!夢中になってしまいました。 この作品は、ゲームを小説にしたものらしいのですが、ゲームを知らなくても最高に楽しめます。 深い深い物…

模倣犯(上)(下)宮部みゆき  

2001年4月20日 第一版 小学館 こんにちは、咲紗(サーシャ)です。 長い!長すぎる!メチャメチャ長い!本が重い!分厚い! 内容も重いが、実際に本が重い~! 持って読むと、腕がプルプルする~(>_<) 何の修行なんでしょうか、いったい・・・ 読むのに三週間も…