日本の小説
ん? なんだこれは・・・? かわいいぶたのぬいぐるみが、生きて動いている。 しかも、中年のおじさんで、妻と二人の娘がいる(???) そして、いろんな職業に就き、いろんな場所に出没します。 なんだ、なんだ、なんだ・・・ファンタジーなのかな?これは…
これも今年度本屋大賞ノミネート作品で、6位だった作品です。 それぞれに悩みを抱える人々が、ある出会いと、科学によって、小さな一歩を踏み出す短編集です。 心温まるいいお話ばかりでした。 You Tuber のマサキBooks さんは、自身と似た境遇の表題作が好…
う~ん・・・・ちょっと・・・・これは・・・・ 主人公の男がクズ過ぎるんですけど!!! こういう男、一番嫌いなタイプだなぁ・・・・ 演劇の脚本を書いている主人公と、その才能を信じて支える、天使のような女の子、沙希。 もちろん脚本は不評で、全然食…
このシリーズ、4巻まで読みましたが、1~4まで、舞台が同じ夏休み期間内と知って驚きました。 要は、話から話までの間がほんの数日という設定なのです。 しらべてみたら、このシリーズ50巻以上ありますが、全部そんな感じで、話の最後までもほんの3~4カ…
素晴らしいお話でした。 もしかしたら、今年読んだ中で1番かもしれません。 本の後半は、もう号泣で、涙が止まりませんでした。 2020年度本屋大賞第2位だったとのこと、1位でもおかしくないくらい素晴らしい作品です。 まだ33歳という若さで、ガンのため…
「図書館の魔女」の続編です。 戦争は回避されましたが、政権が変わって混乱したニザマと、その周辺の、混乱し荒れ果てた港町が舞台です。 欲もここまで荒れたものだと思うくらいの荒れようで、正に荒廃という言葉がぴったりとなってしまったニザマ。 そして…
2020年本屋大賞ノミネート作品です。 両親を突然の事故で失い、深い孤独の中にいる大学生、青山は、ふとしたことから水墨画の大家、篠田湖山に出会い、その弟子になります。 湖山には千瑛(ちあき)という青山と同年代の孫がいて、やはり水墨画をやっていて…
すっごく読みたかった本です。 なかなかブックオフに売ってなくて、ついに本屋さんで定価で買いました。 でもそれだけの価値はありました! すっごくよかったです。期待通りでした。 今年の本屋大賞第二位の作品ですね。 うなずけます。 舞台は、とある小学…
メフィスト賞受賞作にして、このシリーズの第一作。 そして、まさにどんでん返し作品として申し分ないでしょう。 見事などんでん返しでした。 この作者は、建築学科卒だそうで、この作品のテーマも「建築」となっています。 バリバリ理系ですが、まだそこま…
いや、これムッチャクチャ面白かったです! こういうお話だったんだーという感じです。 これも一息に読んでしまいました。 大学生の春海は、不動産屋さんで知り合った麗子と、部屋をシェアしてルームメイトとなります。 ところが、最初地味だった彼女がだん…
600ページ弱の大作ですが、一息に読んでしまいました。 ミステリーランキングでも、かならず上位に食い込んでくる作品ですね。 折原一さんの代表作です。 いや、凄いお話でした。 面白くてたまりませんでした。(語彙力がないなー) こちらは1993年の作品で…
新装版なので2017年ですが、実際は1996年の作品です。 なので、携帯がまだ一部の人しか持っていないときで、これが大きな事件のカギともなっています。 前の作品ですが、いまでもミステリーランキングで上位を占める人気作品ですね。 山荘に集まった初対面の…
ネタバレしていますので、嫌な方はご注意ください。 本年度芥川賞受賞作ですので、ご存じの方も多いでしょう。 若干21歳という若さで受賞されたそうです。すごいですね。 思ったより、短い作品。あっという間に読めてしまいます。 ・・・・・・・でも・・・ …
てっきりエッセイだと思っていたら、小説でした。 いや~、身につまされました。 老後のためにと思っていたなけなしの貯金が、思いもかけず娘のハデ婚やら舅の立派な葬儀やらなんやかんやで、もろくも崩れ去っていく主人公。 さらに追い打ちをかけるように、…
ミステリーランキングに、必ずと言っていいほど入ってくる作品です。 普通の恋愛小説と思いきや、最後に全く違ったものになるのだ、という評判でしたので一体どんなどんでん返しが待っているのか、楽しみにしながら読み進めました。 最後、なるほど確かにび…
本屋大賞ノミネート作品です。 こういうファンタジー大好きです。 正に「本の本」。読書好きにはたまりません。 もう設定からしてワクワクしてしまいます。 物語の舞台は、有名な書物の蒐集家であったひいおじいさんと、その娘であるおばあさんが、コツコツ…
長かった~。 ここまで読むのがしんどいのは「指輪物語」に匹敵しましたね。 でも一息に読んでしまいました。 前も書きましたが、とにかく言葉が難しすぎる! 聞いたことのない単語、聞いたことのない読み方でほぼ成り立っていると言っても過言ではありませ…
2016年4月15日 講談社文庫 かなりの長編で、これでやっと前半。 作者のデビュー作で、第45回メフィスト賞受賞作です。 この作者、言語学者だそうです。 そのせいか、やけに難しい言葉がふんだんに使われていて、ちょっと理解できないところが多々ありまし…
2010年11月25日 集英社文庫 1997年にガンを発病した奥様のために、毎日短い話を書いて読んでもらうことにした作者。 2002年5月に亡くなられるまでの約5年間、1778話、1日も休むことなく書かれた作品です。 余命宣告を受けてから5年も頑張られたということは…
2013年1月10日 幻冬舎文庫 まあ、まずありえないお話です。 行き倒れの男が倒れていて、それが若くてなかなかのイケメンで 「よかったら俺を拾ってくれませんか。しつけのできた良い子です。」 と言って、拾ってみたら超料理上手で、家事も何でもやってくれ…
2017年12月17日 双葉文庫 「シェエラザード」であまりいい印象のない浅田次郎先生ですが、この作品はぜひとも読んでみたくて、文庫本を探していてついに読めました。 ・・・が、やっぱり私、浅田先生ちょっと苦手かも・・・。 浅田先生ファンの皆様、ごめん…
2004年9月25日 電撃文庫 人気作品、第3弾ですね。 相変わらずスピード感あり、迫力あり、とても面白く一息に読める作品です。 が、あまりにもバーッと読めてしまうので、前の内容を忘れるスピードも速いことに気づきました。 続きになっているので結構前の…
2013年9月30日 文藝春秋 実に700ページ以上もの大作です。 そして、素晴らしい作品だと思います。 最初、題名や最初のころの数章から、てっきりのんびりしたユーモアあふれる楽しい話だと思っていました。 ところが、戦が始まったあたりから急に陰惨になって…
2003年6月10日 角川スニーカー文庫 こんにちは、咲紗(サーシャ)です。 ここ数回、重いローマの物語が続いたので、ちょっと軽めの作品で息抜きしましょう。 咲紗のこのブログを読んでくださっているあなたは、「こいつ、ほんとに読んでる作品に一貫性がない…
2004年6月25日 電撃文庫 さて、「とある~」の第2巻です。 前回、記憶を失ってしまった当麻ですが、インデックスや周りには隠していました。 そんなある日、偶然巫女装束の女の子と出会った当麻。(まだ夏休み中) 彼女はおかしな男たちに連れ去られるよう…
2002年7月15日 講談社文庫 結構長いお話ですが、面白いし、迫力満点。 そして、とてもいいお話でした。 自衛隊という、日本にとっては何かと問題にされる、微妙な立場の組織の中での事件です。 ある特殊兵器が、北朝鮮工作員たちの手によって盗まれてしまい…
2012年8月18日 宝島社文庫 「ビブリア古書堂の事件手帳」以来、この手の日常謎解き物が増えましたね。 そして決まって表紙はとてもかわいいイラスト。 この作品もその一つです。 まさにコージーミステリといった感じです。 実は咲紗は「ビブリア~」がちょっ…
2000年10月30日 角川書店 8月という夏の物語なのに、3月にレビューを書いています。 主人公は作家の亨。ふとしたことで、小学校6年生の夏休みにあった不思議な出来事を思い出します。 それは、6年生の夏休み、図書委員のため学校に行ったトオルが、ふと通…
2002年12月15日 講談社文庫 いい面と悪い面が同居しているような作品です。 まず、いい面から行きましょう。 戦争中起こった実際の事件をモデルにしているそうです。 美しい世界一の豪華客船、弥勒丸。 船員たちは戦争中であっても、客船の乗組員として誇り…
2004年4月25日 電撃文庫 先に読んだ「はてしない物語」とはまた全然違ったタイプのファンタジーです。 一時よく題名を聞いた作品ですね。 アニメにもなりましので、ご存じの方も多いでしょう。 読んでみると咲紗(サーシャ)にようなおばさんでも、結構面白…