とある魔術の禁書目録(インデックス) 鎌池 和馬
2004年4月25日 電撃文庫
先に読んだ「はてしない物語」とはまた全然違ったタイプのファンタジーです。
一時よく題名を聞いた作品ですね。
アニメにもなりましので、ご存じの方も多いでしょう。
読んでみると咲紗(サーシャ)にようなおばさんでも、結構面白く読めました。
超能力や魔術がふんだんに出てきて、テンポも早く、迫力もあってわりとすらすらと読み進みました。
主人公、上条当麻は超能力者ばかりの学園都市で、レベル0の落ちこぼれ。
不幸体質で、数々の不幸を呼び寄せています。
しかし彼には、誰にもない能力がありました。
右手ですべての異能力を消してしまうという、イマジンブレーカー。
そんな彼のもとに、夏休みに入ったある日、インデックスと名乗るシスターが現れます。
当然のことながら、彼女は得体のしれない組織に狙われています。
はたして、インデックスを助けるため戦う当麻の運命は・・・
と、わりと主人公設定はよくあるパターンで、典型的な事件巻き込まれ型なのですが、充分に楽しめます。
アニメでは、御坂美琴がものすごくかわいかったですね。
原作を読むと、神裂火織がかっこいいです。
とりあえず、一冊で一つの物語は終わるのですが、このシリーズ、はてしなく長いです。
先を読むかどうかはまだわかりませんが、結構満足できました。