涼宮ハルヒの憂鬱 谷川 流
2003年6月10日 角川スニーカー文庫
こんにちは、咲紗(サーシャ)です。
ここ数回、重いローマの物語が続いたので、ちょっと軽めの作品で息抜きしましょう。
咲紗のこのブログを読んでくださっているあなたは、「こいつ、ほんとに読んでる作品に一貫性がないな~」と思っていらっしゃることでしょう。
いいのです、咲紗自身もそう思っていますから。
これも一時かなり流行った作品ですよね。
入院中にAbemaTVで見て、おもしろかったのでついつい原作を読んでしまいました。
普通の学園物のように見せかけておきながら、「おいおい、そっち行くのかい」という流れに代わっていくのです。
高校に入学してすぐの自己紹介で、「宇宙人、未来人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい」と堂々と言ったハルヒでした。
そしてそんなハルヒにうっかり話しかけてしまったがために、彼女に振り回される運命となる、前の席に座っているキョン。
が、ハルヒがそれだけ強く望んでいるのにもかかわらず、実際今言った人たちが全部すぐそばにいるのに全く気付かないとはなんとも気の毒です。
しかし彼女のやっていることは、はたから見れば奇行そのものなのかもしれませんが、見方を変えれば彼女は自分の心に正直な、誰よりもピュアな心の持ち主なのではないでしょうか。
普通なら自分の心に従ったことをしたくても、周りの目が気になってできないものです。
でもハルヒはそれをやってしまう、いや、やろうと決心しているのです。
そしてそんなハルヒを唯一理解しようとしたのがキョンでしょう。
この人、なぜか絶対に本名が出てきませんが。
私が一番興味を持ったのは、宇宙人であるらしい長門有希。
この人、いついかなる時でも本から目を離しません。
読んでいるのはSFらしいのですが、本好きとしてはどんなものを読んでいるのかが気になるところです。
やっぱり、人気の出る作品というのはそれなりに魅力がありますね。
これもシリーズ物でこの後も何作かあるのですが、それを読むかどうかはわかりませんが、面白くて楽しめました。
おかげさまで、ブログ村の読書日記部門で、第4位になりました!