とある魔術の禁書目録(インデックス)③ 鎌池 和馬
2004年9月25日 電撃文庫
人気作品、第3弾ですね。
相変わらずスピード感あり、迫力あり、とても面白く一息に読める作品です。
が、あまりにもバーッと読めてしまうので、前の内容を忘れるスピードも速いことに気づきました。
続きになっているので結構前の内容出て来るのですが、「あれ、どうだったけ?」とか「あれ、そうだったっけ?」
ひどい時には「この人誰だっけ?」となったりするのです。
このシリーズ、一気に読まないときついかも。
今回は、御坂美琴ちゃんのお話。かわいいですよね。お気に入りです。
そして一方通行(アクセラレータ)初登場。
この人、人気キャラらしいです。結構主役級だとか。
レベル5の美琴が実験に協力して、自分のクローンをつくることを承認するのですが、そのクローンの役割はアクセラレータと戦い、殺されること。
そうすることでアクセラレータのレベルをあげるのです。
クローンたち(御坂妹)は、生存の意味もないまま殺されていきます。
それに耐えられない当麻は、なんとかクローンたちを救おうとアクセラレータと戦います。
実験の内容を知らずに協力してしまった美琴も、自分の命を懸けてアクセラレータと戦おうとします。
しかし無敵のアクセラレータを前にどうすることもできない当麻と美琴。
しかし、そこにも落とし穴があることに当麻は気づきます。
そしてどうなるか・・・というお話なのですが、なんか魔術というよりは超能力のお話ですね。
そして相変わらず、舞台は夏休み中。どんだけ長い夏休みなんでしょうか。
そしてこの夏休みの間、当麻は何回入院するのでしょうか。
そして美琴ちゃんは、なぜ夏休みなのに制服以外の服を着ないのでしょうか。
部活をやっているわけでもなさそうなのですが。
ま、それはともかく・・・。
今回のお話の中で当麻は言います。
「100回負けても100回起きる、どんだけ負けても決してあきらめない」
こういう気持ちが本当の強さというものでしょう。
持ち前の超能力だけに頼るアクセラレータにはないものでした。
このシリーズ、まだまだ長い夏休みは続くようです。また、登場人物もどんどん増えていきます。
果たして咲紗はついていけるでしょうか。