ダイエット中の咲紗にとって、これはバイブルですね。 もう何度読み返したかわからないくらい読みました。 運動や食事療法を進めるダイエット本よりも参考になりました。 マンガなので、とっても読みやすいし、あっという間に読めてしまいます。 全然難しい…
2020年本屋大賞ノミネート作品です。 両親を突然の事故で失い、深い孤独の中にいる大学生、青山は、ふとしたことから水墨画の大家、篠田湖山に出会い、その弟子になります。 湖山には千瑛(ちあき)という青山と同年代の孫がいて、やはり水墨画をやっていて…
さて、続きです。 急逝したティトゥスの後を継いだ弟のドミティアヌスは、まさかこんなに早く兄が死ぬとは思っていなかったようです。 そして周りもまた思っていなかったので、あまり皇帝になる準備をしていなかったようですが、それでもがんばりました。 し…
ネロが死んだあと、アウグストゥスの血を引く者が皇帝となる時代は終わりました。 しかしここから、混迷の時代が始まります 。 結局、思いもかけず皇帝になった人間は、良き政治を行うことよりも、自分の立場に溺れることが先のようです。 ネロの後、皇帝に…
若だんなシリーズ第4弾。 相変わらず・・・いや、ますます体の弱いのがひどくなった一太郎。 そして相変わらず、佐助と仁吉の献身的な介護・・・いや、面倒を見てもらって何とか日々を過ごしています。 今回もとっても面白いです。 同じ妖達からも、仏です…
改訂版が2016年だけれど、実際にはもっと前の作品です。 御手洗潔シリーズは、やっぱり期待を裏切りませんねぇ。 これも、猛烈に面白いのです。 ピサの斜塔のように斜めに建てられた館で起こる殺人事件。 雪は降っていますが、別に孤立してはいません。 いわ…
あまりにも表紙がきれいなので、つい買ってしまいました。 WEB小説だったものを、本にしたものだそうです。 思っていたより、壮絶な物語でした。 鬼と戦う物語なので、一見「鬼滅の刃」っぽいのですが、読んでみると全然違います。 甚太には妹の鈴音がいます…
正に古典ミステリ。 kindleになったのが2003年ですが、実際は1929年の作品です。 作品中のヴァン・ダインが「私」という語り手として登場するのですが、面白いくらいに存在感がなしです。 まれ~に、主人公のファイロ・ヴァンスが「ねぇ、ヴァン」と話しかけ…
いや~、ついにこの作品を読みました! 2018年度本屋大賞受賞作であり、あまりにも有名な作品ですよね。 ちなみに、私にとっては初の辻村深月作品です。 全体的に、ものすごく丁寧に書かれており、繊細な心理描写と、最初からあらゆるところに張られている伏…
商店街の細めの脇道のところに、今まで見たこともない駄菓子屋があります。 その名も「銭天堂」。 中に入ると見たこともない、変わった名前の駄菓子がいっぱい。 そしてそこには、古銭の柄の入った赤紫色の着物を着た、どっしり太って大きくて、髪は真っ白、…
すっごく読みたかった本です。 なかなかブックオフに売ってなくて、ついに本屋さんで定価で買いました。 でもそれだけの価値はありました! すっごくよかったです。期待通りでした。 今年の本屋大賞第二位の作品ですね。 うなずけます。 舞台は、とある小学…
2019年本屋大賞翻訳部門第1位作品。 珍しく、作中作作品となっています。 上巻が作中作、下巻が実際に起きた事件となっています。 綾辻行人著「迷路館の殺人」もちょっとそれっぽかったですよね。 上巻の作中作で起きた事件の結末の章が、ごっそり抜けてい…
メフィスト賞受賞作にして、このシリーズの第一作。 そして、まさにどんでん返し作品として申し分ないでしょう。 見事などんでん返しでした。 この作者は、建築学科卒だそうで、この作品のテーマも「建築」となっています。 バリバリ理系ですが、まだそこま…
いや、これムッチャクチャ面白かったです! こういうお話だったんだーという感じです。 これも一息に読んでしまいました。 大学生の春海は、不動産屋さんで知り合った麗子と、部屋をシェアしてルームメイトとなります。 ところが、最初地味だった彼女がだん…
御手洗潔シリーズで、初の映画化作品だそうです。 舞台は瀬戸内海、広島の鞆(とも)というところです。 ここは昔、村上海賊がいたところで、船の技術や海上船の技術が大きく発展したところだそうです。 そのため、ペリーがやってきたとき、幕府はこの村上海…
D坂の殺人事件 人間椅子 屋根裏の散歩者 D坂の殺人事件 明智小五郎といえば、小学校時代、怪人二十面相シリーズ、よく読みました。 これはその明智初登場のお話ですが、私のイメージの明智とはちょっと違ったかな。 二十面相の時はスーツのイメージだったけ…
この本は、1年以上も積読の中にありました。 なぜか? 館シリーズは順番に読まなければならないのに、間違って早い段階で買ってしまったからでした。 なので、その前の館シリーズを買いそろえて、読み終わるまで積読状態。 それに、これを読んでしまうと、…
600ページ弱の大作ですが、一息に読んでしまいました。 ミステリーランキングでも、かならず上位に食い込んでくる作品ですね。 折原一さんの代表作です。 いや、凄いお話でした。 面白くてたまりませんでした。(語彙力がないなー) こちらは1993年の作品で…
でました!三島屋シリーズ五作目です。 いや、これも最高ですね!!! この「三島屋」シリーズ、なんでこんなに面白いんでしょうか。 そしてついに! ついにおちかが結婚!!!! お相手はあの方ですよ、あの方・・・。 しかもその結婚のいきさつがまたおち…
こういう系統のお話だったのかー。 なるほど、「屍人」とはこういう意味だったのですね。 ネタバレになるので書けませんが、うう~ん、この系統としては、ある人気の外国映画がありますし、もしくは最近日本でもドラマになりましたね。 なーんて、読んでいな…
新装版なので2017年ですが、実際は1996年の作品です。 なので、携帯がまだ一部の人しか持っていないときで、これが大きな事件のカギともなっています。 前の作品ですが、いまでもミステリーランキングで上位を占める人気作品ですね。 山荘に集まった初対面の…
ネタバレしていますので、嫌な方はご注意ください。 本年度芥川賞受賞作ですので、ご存じの方も多いでしょう。 若干21歳という若さで受賞されたそうです。すごいですね。 思ったより、短い作品。あっという間に読めてしまいます。 ・・・・・・・でも・・・ …
2019年本屋大賞受賞作です。 何度も家庭環境が変わり、2人の母親と3人の父親がいる優子。 こんな生い立ちだと、周りの人は彼女が不幸であることを連想します。 しかし彼女は言います。 「困った。全然不幸ではないのだ」と。 どの親も、彼女を一生懸命育て…
このシリーズ、清明と博雅のやり取りを読むと、なんだかほっとします。 懐かしいところへ帰ってきたような気がするというか・・・。 内容はおどろおどろしいものや、哀しいものが多くても、二人の存在が救いなのです。 二人はいつも、ほろほろと酒を飲む。 …
東野圭吾先生の最新作です。 表紙の絵がオシャレで、読みたい読みたいと思っていた作品でした。 東野圭吾先生ってホントにたくさん作品があるのですが、また新しいキャラクターが出てきたな、という感じです。 まさに、今の物語。コロナ禍の、観光業が立ち行…
高校生の時に1度読んで、衝撃を受けた作品です。 今読み返してみると、こんなに差別用語満載だったのかと、ちょっとびっくりしました。 こんなのがよく平気で出版されていたものです。 今だったらどれだけ批判を被ることでしょうか。 作者がそうなのか、訳…
てっきりエッセイだと思っていたら、小説でした。 いや~、身につまされました。 老後のためにと思っていたなけなしの貯金が、思いもかけず娘のハデ婚やら舅の立派な葬儀やらなんやかんやで、もろくも崩れ去っていく主人公。 さらに追い打ちをかけるように、…
ミステリーランキングに、必ずと言っていいほど入ってくる作品です。 普通の恋愛小説と思いきや、最後に全く違ったものになるのだ、という評判でしたので一体どんなどんでん返しが待っているのか、楽しみにしながら読み進めました。 最後、なるほど確かにび…
本屋大賞ノミネート作品です。 こういうファンタジー大好きです。 正に「本の本」。読書好きにはたまりません。 もう設定からしてワクワクしてしまいます。 物語の舞台は、有名な書物の蒐集家であったひいおじいさんと、その娘であるおばあさんが、コツコツ…
こんにちは、咲紗(サーシャ)です。 さて、2020年本屋大賞受賞作の「medium」です。 あまりにもきれいな表紙に魅せられて、欲しい欲しいと思っていた作品です。 ほんとにきれいな絵ですよね。 遠田志帆さんという方が描かれていて、あの綾辻行人著「Another…