夢枕 獏
大好きな陰陽師シリーズ、初の長編です。 読んでいて、なんか読んだことあるなぁ、と思ったら、短編「鉄輪(かなわ)」を長編にしたものでした。 たしかにこの「鉄輪」はすごいインパクトのあるお話でした。 よく覚えていました。 特に、冒頭の丑の刻参りの…
このシリーズ、清明と博雅のやり取りを読むと、なんだかほっとします。 懐かしいところへ帰ってきたような気がするというか・・・。 内容はおどろおどろしいものや、哀しいものが多くても、二人の存在が救いなのです。 二人はいつも、ほろほろと酒を飲む。 …
2000年11月10日 文春文庫 今回は、男に裏切られ鬼になってしまった女性の話が2つも出てきます。 当時の女性は全くの無力で、ただただ男性の寵愛を待つしかないのです。 男の心が離れても、どうすることもできません。 ただひたすら愛する男が来てくれるのを…
1998年11月10日 文春文庫 やっぱり面白いです!陰陽師。 平安時代の話で、妖の話なのにとってもオシャレな気がするのは私だけでしょうか。 とにかく、清明と博雅の2人の関係と会話が本当にいいのです。 博雅は何かあるとすぐ清明の屋敷にやって来て、すぐに…
1991年2月10日 文春文庫 有名な、あの「陰陽師」の第1作目です。 もうこの題名を見ると、咲紗の頭の中にはフィギュアスケートの羽生弓弦選手の代名詞となったあの音楽が頭の中に流れてきます。 映画は見たことがありましたが、原作を読んだのは初めてでした…