☆ブレイクタイム 電車内で読んではならない本ベスト5
こんにちは、咲紗(サーシャ)です。
さて、今回は初めて、咲紗が今まで読んだ本の中からランキングをつけてみたいと思います。
テーマは、「電車の中で読んではならない本」。
咲紗は、家で読むのはもちろんですが、通勤時間が長いので電車の中でもかなり読みます。
でも、たまにちょっと困ることがあるのです。
何故か。
それは、読んでいて突然号泣したり、大笑いしたりしてしまうからなのです。
いや、電車の中でいきなり座っている女が泣き出したり笑いだしたりしたら、「変な人がいます~」と通報されてしまうでしょう。
みなさんも、そんな風に電車の中で読書していて泣きたくなったり笑いたくなったりしたことってありませんか?
比較的最近読んだ本の中で、電車の中で読んだら大変なことになってしまう本をランキング形式でご紹介しましょう。
第1位 あんじゅう 宮部みゆき
これ、ほんとに電車の中で号泣してしまい、涙が止まらなくて、必死で下を向いてごまかしたのですが、絶対周りの人にばれてます。
「三島屋」シリーズは人気の高い作品で私も大好きですが、なかでもこの第2弾が大好きです。
いくつかのお話がある中で、特に三話目の表題にもなっている「暗獣」は最高傑作です。
暗獣「くろすけ」と初老夫婦の思いやりにあふれた奇妙な同居生活。
最後の切なさに、もう泣いて泣いて・・・
まだ読んだことのない方は、ぜひ一度お読みください。感動で胸がいっぱいになること間違いなしです。
第2位 マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと ジョン・グローガン
これはもう・・・、ページをめくるたびに大爆笑の渦!
おバカな犬、マーリーと、飼い主一家の生活を書いた実話なのですが、ちょっと信じられないくらいいろんな珍事件を引き起こすマーリーと、それに振り回される飼い主たちがもう笑えて笑えて・・・
電車の中で何度、思わず「ブッ!!」と吹き出し、笑いが止まらなくなって困ったことか。
そして、最後は号泣です。
マーリーと飼い主たちの素敵な、そして最高にハートフルな物語。ぜひ読んでみてください。
第3位 カラスの親指 道尾秀介
これはすごいお話です!
悲しい過去から、詐欺師を生業とするようになった主人公とその相棒。
ふとしたことからスリの少女と出会い、その少女の姉とその彼氏を含めて5人で奇妙な共同生活をすることに。
ところが、主人公の過去がひたひたと付きまとい始めます。
5人は戦うことを決意し、大芝居を打つのですが・・・
まるで鮮やかな手品を見ているような作品。
なぜ電車で読んではいけないかというと、ラスト、あまりの衝撃に座って読んでいられないのです。
立ち上がって部屋中ウロウロしながら読んでしまいました。
それほど興奮させられる作品です。
電車の中で座っていた女が、いきなり本を読みながらうろうろし始めたら、間違いなく駅員さんを呼ばれます。
第4位 鴨川ホルモー 万城目学
これも絶対電車で読んじゃダメです。
「ホルモー」というなんだかよくわからないものに人生をかけることとなった大学生たちの物語です。
この学生たちの「ホルモー」に書ける青春が、ばかばかしくもおかしいのです。
気を付けるべきところは、主人公たちがホルモーをするにあたり、神社に舞を奉納しなければならないのですが、いやそれが・・・。
ネタバレになるので言えませんが、大爆笑してしまい、笑いすぎて涙がにじんだほど。
全体的にはほのぼのしていて、ほのかな恋あり、楽しい作品です。
スカッと笑いたい方、ぜひご一読ください。
第5位 葉桜の季節に君を想うということ 歌野晶午
面白いミステリーランキングの、必ず上位に入ってくる作品ですね。
いや、これはほんとに・・・だまされます。
完全にやられたという感じになります。
ラスト、絶対電車では読まないでください。
絶対に声に出して、「えええっ!!!!」と叫んでしまいますから。
私はたまたまベッドの上で読んでいたのですが、飛び起きましたもんね。
「やられたーーー!」という感じ。まさに、大衝撃!
まだ読んでいない方がうらやましいです。この衝撃をこれから味わうことができるのですから。
いかがでしたでしょうか?
ランキングの内容は、どんどん変わっていくでしょうが、機会があればいろんなランキングを発表していきたいと思います。