最後の晩ごはん 刑事さんとハンバーグ 椹野道流
前回ですっかり、お兄さんの一憲のファンになってしまいましたが、今回でますます大ファンになってしまいました!
一憲さんステキ!
何ていい人!!
今回は、お兄さんの高校時代の親友が、刑事になっていて、偶然「ばんめし屋」の隣の警視庁に勤務していて、お兄さんと再会します。
しかし、なぜか彼、涼彦には、海里、夏神、ロイドにしか見えないマフラーが巻き付いていたのでした。
マフラーの幽霊?いぶかる海里は、その謎を探っていきます。
探るうちに、お兄さんの高校時代の様子もわかってきます。
なんと、お兄さんは高校時代サッカー部で、Jリーグのサテライトチームにスカウトされていたとか。
家族のため、海里のためにそれを断って大学に行き、公認会計士の道を選ぶのです。
どんな葛藤がそこにはあったのでしょうか。
海里もだんだん、そんなお兄さんのことを理解していきます。
そして涼彦にはストーカーにまつわる辛い過去があることがわかります。
マフラーの秘密も判明していきます。
彼が刑事になった理由もそこにあるのでした。
涼彦にとって、ハンバーグは辛く、そして懐かしい青春の思い出の味でした。
今回海里は、かなり危険な目にあいますが、それを夏神が優しく支えます。
過去が取り戻せるわけではありませんが、それでもその過去を抱えながら前に進む涼彦がいいですね。
いや~、そして、お兄さんほんとにいいですねぇ。
読んでいて、暖かい人情にほっこりする作品です。
そして相変わらず、どのご飯もおいしそうです。
このシリーズ長いのと、まだ完結していないのとで、このまま読み進めるか迷うところだけれど、お兄さんに会いたいからなぁ。
どうしようかな。
ちなみにこの涼彦、実はゲイで、今でもお兄さんに片思いし続けているとのこと。
う~ん、切ないのぉ。
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