Another エピソードS 綾辻 行人
2016年6月25日 角川文庫
実際には、2013年に書かれたようです。
見崎鳴ちゃんの続編です。
綾辻先生ならではの書き方です。
本だから成り立つ。決して映像にはできない、というトリックの仕方です。
こっちの鳴ちゃんの方が、「Another」より生き生きしているように思えます。
今回の主人公、想君も、鳴ちゃんに恋をしたかも。
結構、おどろおどろしくて悲しい内容です。
家庭の中で居場所のなかった想君の寂しい気持ちを想うと、やりきれませんね。
そしてその寂しい心の中で生み出された、今回の事件。
しかし・・・衝撃だったのは最後の最後。
想君が夜見山に引っ越してきたというではないですか。
しかも「災厄」で死んだ赤沢さんが実は親戚で、そこの家に住むことになるという・・・。
こわい~。こわすぎる~。
どんなことが起こるか、考えただけでも恐ろしい・・・。
そしてそして、なんと綾辻先生がいま、「Another2001」を執筆中だとか。
あとがきに書いてありました。
しかも三年後に起こる再びの「災厄」を書いているとのこと。
ということは、主役は三年後に中三になる想君!?
鳴ちゃんや恒一は出てくるのでしょうか。
この本が出たらぜひぜひ読んでみなければ。
ちなみに、エピソードSのSは、想のSかな?
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