咲紗の、本とチワワとコーヒーと ~愛すべき本たちとの日々~

読書大好き咲紗が、読んだ本の感想やご紹介をしていきます

ダリの繭  有栖川 有栖

1993年12月10日  角川文庫

この、火村&アリスシリーズ、たくさん作品がありすぎてとても順番に読むのは無理でしょうね。

なにしろ20年以上続いている人気作品なので。

で、綾辻先生の「館」シリーズのように順番に読まなくても大丈夫そうなので、ブックオフで見つけたのをテキトーに買ったら、なんと偶然にも2作目でした。

これはなかなかすごい偶然。

作品としては、正に一般的な推理小説といった感じです。

うっわー、面白いというほどではないですが、つまらなくはない。

トリックも、そうだったのかーと感心するほどではないですが、ダメではない。

ようは、傑作というほどではありませんが、駄作ではない。

一般的に、気軽に楽しめる推理小説です。

ただ、この火村とアリスのコンビがいいですね。

ポンポンとした軽快なやり取り、軽口も一杯たたきますが、お互いをちゃんと認め合っている。

こんな親友がいたらいいですね。

このシリーズ、さらに「国名シリーズ」というのがあるそうで人気が高いらしいですから、ますますこのコンビ、パワーアップするのでしょうか?

ちょっと気になるのは、アリスとお隣さんがどうなるのか、別にどうもならないのか?ですね。

ところでこの作品の題名になっている、だりの「繭」ですが、本当にあんな機械があるのでしょうか?

もし、万が一あったとしてもちょっと私は使いたくないかなー。

いくらものすごく疲れが取れると言っても、もし出られなくなったらと思うと、かえってストレスたまりそうです。

それから、ダリ。

有名な芸術家ですが、一風変わった人で、最も変わっているのはその奥さんとの関係でしょうか。

知り合いの奥さんをとっちゃったらしいですが、かーなり評判の悪い女性だったようです。

それでもダリはものすごく愛していたとか。

男女の関係とはそんなもの・・・なのでしょうねぇ、たぶん。

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