お金を整える 市居 愛
2016年2月24日 第一版 サンマーク出版
マネーコンサルタント、市居愛さんが、ご自身の経験をもとにされた著書です。
わかりやすく、丁寧に書かれていてとても読みやすいです。
こういう本を読むと、いつも自己嫌悪に陥り、そして反省します。
この本を読むまでは、私は通帳は記帳しない、いろんな引き落としがいつ、いくらなのかも無頓着でした。
こんなんじゃお金はたまりっこありません。まずとにかく記帳することから心がけました。
お金のない本当の原因は、お金の「通り道」が散らかっていること。
散らかった通り道を整えるだけで、お金は増えていく。
整えるべきものは、財布、通帳、冷蔵庫、手帳、借金、家、夫。
まず財布。大まかに内容を説明すると、カード類、レシートなどでぐちゃぐちゃになっている財布を整えます。
私は、クレカやポイントカードは最小限しか持たない主義なのですが、レシートがどうしてもぐちゃぐちゃに入ってしまいます。
カード類は多い人だと七十枚近くも入っていたとか。財布が超分厚かったのではと思うのですが。
クレカは一枚、ポイントカードは三枚、キャッシュカードは持たず、レシートは入れない。
そうすることで財布の中をすっきり整えていくことで、お金の流れがうまれ、お金がたまっていくのだそうです。
「お財布は私たちの心を映し出す鏡です。」
なんてすばらしい言葉でしょうか。私のレシートパンパンの財布はめちゃめちゃ汚い。ということは、それが私の心の中なのか・・・う~ん、情けないです。
この本を読んだ後、レシートはすぐに捨てるよう心がけています。
次は通帳。これもかかりつけ銀行を決め、そこの総合口座一冊にしぼり、お金を引き出すのは月二回、と決めていきます。
そうして管理していくことで、私もよくやってしまうのですが、ついつい支払期限を忘れていて残高不足にしてしまったという失敗がなくなります。
クレカや携帯料金などの支払期限までに入金が遅れてしまうと、その情報は「信用情報機関」に記録されてしまい、銀行からお金を借りたいときや、ローンを組みたい時なども、審査に通らなくなってしまうそうです。
冷蔵庫。私たち主婦は、ついつい余った食材を、もったいないからとそのまま冷蔵庫に入れておき、賞味期限が切れたり、腐らせてしまったり・・・よくありますよね。
まず不要なものを捨て、一週間の買い物リストを作り、買い物する曜日を決めておく。
そうすることで冷蔵庫が整い、食材の節約につながります。
手帳。私はもともと、まめな方ではないので家計簿などつけたためしがありませんが、ある人が一年間頑張って毎日家計簿をつけたそうです。
そして一年たった時、彼女は思ったそうです。
「で?」
つまり、家計簿をつけたものの、それをどう活用するかがわからない、ということに気づいたそうです。一年間頑張って、「で?」は辛いですよね~。
そんな人には、家計簿ではなく手帳を整えることがお勧めだそうです。
手帳に書かれる予定はお金を使う予定。そこで、手帳には予定と金額をセットで書き、日曜日には残金を書き、財布を開かなかった日に印をつける。
こうやって手帳を整えることで、「なんとなく」ではなく「予定通りに」お金を使えるようになり、お金がたまり始めます。
借金。これは「住宅ローン」「車のローン」「カードローン」の他に、必要以上に払っている携帯電話代、補償内容が重複している保険、見ていないケーブルテレビの加入料などもすべて借金に入ります。
そして、借金にかかる金利を意識しないと、支払う金額は大きく変わってきます。
私も住宅ローンを払っている身。一度決まった金利についてあまり考えたことはありませんでした。
自分の借金の全貌を理解して、一気に整えてしまうということが必要ですね。
家。これは断捨離の考え方にもつながると思うのですが、ものであふれている家はそのほとんどが不用品。
さらにちらかっていると、あるものにもかかわらずまた買ってしまい、一段とものが増えるという悪循環。
部屋をすっきりさせることで、無駄遣いを減らせるのです
必要なものだけに囲まれたシンプルな暮らしは、精神的な満足感を与えてくれます。
夫。これはお金の使い方に対する価値観の違いです。夫婦でお互いの価値観を知り、理解しあうことで、協力し合うことができるのです。
さて、ざっとまとめましたが、まだまだたくさんのことをこの本は教えてくれています。
書かれていることを実行して、私たちもお金を整えていきたいですね。
ここに書ききれなかったことがまだいっぱい載っていますから、ぜひご一読ください。
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