新版 指輪物語 王の帰還（上）（下） J.R.R.トールキン
ついに！ついに読み終えました！
いや～、長かった・・・。フロドの旅のように長かったです。
全９冊！結構１冊１冊ボリュームがあるので、すっごく時間がかかりました。
ついに指輪大戦争が起こり、フロドとサムは目的地、火の山へたどり着きます。
しかしここまで来るのに、どれだけ過酷だったことか。
フロドは指輪の影響で、もう心も体もボロボロ。
歩くこともままならなくなります。
フロドが弱っているのではなく、指輪がそうさせているのです。
あまりの強い指輪の魔力に、もしサムがいなければフロドは途中で指輪に殺されてしまっていたでしょう。
そして、しつこくゴクリが指輪を求めて追って来て、その争いの最中、フロドは指輪をはめていた指を失ってしまいます。
メリーとピピンも戦争で心の傷を受けます。
そして、この王とはアラゴルンのことでした。
アラゴルンはエオウィンと結婚するのかなと思っていましたが、自分のことをずっと想い続けてくれたエルフのお姫様と結婚します。
そして、エオウィンはファラミアと結婚することに。
めでたしめでたし。
最後、フロドはあまりにも傷ついた心と体を癒すため、エルフの国、ガラドリエルの元へ旅立ちます。
サムは結婚し、夫婦でフロドに仕えていましたが、フロドから家などのすべてを譲り受け、それをフロドが戻ってくるまで守り抜くことにします。
どこまでもどこまでも忠実なサム。真の主役はこの人なのではないでしょうか。
しかし、よくこれだけの壮大な物語を書いたものですね。
翻訳する方も、相当大変だっただろうな～。
これだけの名作、大変ではありますが一度は読む価値はあると思います。
疲れましたが、大満足できました。
