新版 指輪物語 旅の仲間 上1、上2 J.R.R.トールキン
全部で9冊ある中の最初の2冊です。
以前、友人が「いつ面白くなるかずっと待ちながら読んだけど、一向に面白くならなかった」と言っていたので、どうかなあ、と思って読んだら、ものすごく面白いではないですか。
好みもあるから、人の感想って本当にあてにならないものですね。
こんなこと読書ブログをやっている咲紗が言っていいのだろうか・・・
ただ最初の、ホビットについての説明のところはいらないです。
あれは全く意味が分からないし、やたらと長い。
なくても全然物語を読むには支障ありません。
子供は、いや大人でも、本好きでなければあそこで挫折してしまうでしょう。
読書家を目指す咲紗でも、ちょっとうんざりしましたから。
でも、本内容に入っていくと、がぜん面白くなります。
正に王道ファンタジー。よく考えついたものです。
私は映画を見ていないので、すんなりと物語に入っていけたのかも。
ストーリーは、今さら説明するまでもないほど有名なお話ですが、簡単にご説明すると、
冥王が作ったものすごい魔力を持った指輪があるのですが、冥王は力を失い指輪は巡り巡って、現在はホビットの村にあります。
しかし冥王は徐々に力を取り戻しており、世界を支配するため指輪を探しています。
指輪も力がどんどん強くなり、このままでは村も何もかも滅びてしまいます。
ホビットの村のフロドは、仲間とともにこの指輪を火山の中に捨てるため旅に出ます。
この指輪を巡って、やがて戦争が起きます。フロドたちの運命は・・・というのが概要です。
「旅の仲間」は、フロドとともに旅をする仲間たちが集まるところまでです。
フロドと、友達のメリーたちとの友情には感動してしまいました。
友人たちの身を案じ、忠実なサムだけを連れて旅に出ようとするフロド。そんなフロドの計画を知りながら、気づかぬふりをして旅についていく準備をするメリーたち。
そしてこの旅の困難なこと。
冥王の追手もせまるなか、フロドたちは懸命に前に進みます。
さあ、この先はどんなことがあるのか。
あと7冊。こちらの旅も気が遠くなりそうです。
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