咲紗の、本とチワワとコーヒーと ~愛すべき本たちとの日々~

読書大好き咲紗が、読んだ本の感想やご紹介をしていきます

置かれた場所で咲きなさい  渡辺 和子

2012年4月25日  幻冬舎

1日で読めてしまう分量ですが、内容は非常に深いです。

何度でも読み返したい作品です。

簡単ですが、概要をご紹介します。

どんな所に置かれても、花を咲かせる心を持ち続けよう

 境遇を選ぶことはできないが、生き方を選ぶことはできる。「現在」というかけがえのない時間を精いっぱい生きよう。咲けないときは根を下へ下へとおろす

働くことは素晴らしい。しかし仕事の奴隷になってはいけない

 忙しさは字が示すように、心を滅ぼしゆとりを失わせる。

苦しい峠でも必ず、下り坂になる。

 人はどんな険しい峠でも超える力を持っている。

自分が積極的に動いて、初めて幸せを手に入れることができる

 幸せを他人任せにしてはいけない

苦しいからこそ、もうちょっと生きてみる

 生きることは大変だが、生きようと覚悟を決めることは人に力と勇気を与えてくれる。

倒れても立ち上がり、歩き続けることが大切

 時には立ち止って休んでもいい。再び歩き出せるかが目標達成の分かれ道。

神は決して、あなたの力に余る試練を与えない

信頼は98%、あとの2%は相手が間違った時の許しのために取っておく

まだまだたくさん素晴らしい教えがあります。

この渡辺和子さんは、二.二六事件で子供のころ目の前で父親を殺され、その後シスターとなり、現在はノートルダム清心学園の理事長をなさっています。

もう相当の高齢ですが、写真で見ると笑顔の美しい方です。

こんな人生の修練を積んだシスターであっても、人生で一番つらかったのは「うつ病」にかかられたときというから驚きです。

こんな立派な方でもやはり「うつ病」になってしまうのですね。

私もついつい日々の忙しさにかまけて、心を失いかけています。

シスターのおっしゃる通り、生き急がず、心にゆとりをもって丁寧に生きることを心がけねばなりませんね。

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