咲紗の、本とチワワとコーヒーと ~愛すべき本たちとの日々~

読書大好き咲紗が、読んだ本の感想やご紹介をしていきます

さおだけ屋はなぜ潰れないのか?身近な疑問から始める会計学  山田 真哉

2005年2月20日  光文社新書  kindle

一時話題になった会計学の本ですね。

咲紗は会計学の本はあまり読んだことがありませんが、非常にわかりやすく書かれていました。

簡単ですが、ざっとまとめを書いてみましょう。

まとめ

企業というものは継続することが大前提→ゴーイング・コンサーン

 利益を上げるには、単価を上げるか費用を減らすか

連結経営(商売はつなげて考える)

 本業だけでなく、副業で利益を上げれば商売は成り立つ

 (例)普段お客の少ない高級フレンチレストラン→昼はワイン教室などを開催

在庫があると損をする→在庫コストがかかる

 支払期日までに仕入れ代金が払えない→資金繰りのショート→倒産

 回避策は「支払いは遅く、回収は速く」

 支払は遅く=手形を使う、回収は早く=掛の期間を短くする

まだ売れるのに、売り切れてしまった

 一見よさそうに見えるが、実はチャンスロス(機会損失)→新たな売り上げの機会を失うこと

 実際に得られなかったものをゼロではなくマイナスと考える。

 機会損失も不良在庫(商品が余ること)も同じくらい怖い

 それを避けるためには、少し高めに目標設定

回転率=1日でどれくらいの客をさばけるかという割合

 回転率を高めるため、あえて単価を下げることも→お客が流動的になる

 リピーター(同じお店で何度も物を買ってくれる固定客)をつくらないと、回転率は落ちていく

キャッシュ・フロー=現金の流れ

 利益よりもキャッシュ・フローを重視する会社が増えている

 フリー・キャッシュ・フロー=自由に使えるお金の額、会社の中長期的な力を見ることができる

 個人版キャッシュ・フロー=収入から生活費や保険といった最低限不可欠な出費を引いた残り。生活のゆとりや豊かさの程度を表す→常にプラスを心がける

会社の状態は「去年との比較」でみる

 まずは割り算して、「1単位あたりいくらか」を出し、次に「比較」して力の流れを見る

決算書を読めるようになりたければ「決算書分析」の勉強を。

簿記ができるようになりたければ、「簿記検定」の勉強を。

会計の知識を深めるなら、「会計学」の勉強を。

会計学経営学統計学ビジネスパーソンにとって欠かせない知識

ちょっと大雑把すぎますが、実際に読むととても分かりやすく具体例とともに説明してくれています。

会計のことはあまりわからない咲紗でも「へー」と思うことがたくさんありました。

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