メモの魔力② 前田 裕二
さて、続きです。
言語化とは
自分の意識に対して、「なぜその意識を持ったのか?」とwhyを向けてそこからにじみ出てくる思いを逃げずに言葉に変えていく、という作業
例えば、講演会に行き「ああ、勉強になったなぁ」と思う。
普通はそこで終わるが、「あれ、なぜ勉強になったと思うのかな?」と、そこで気づいたことを言葉にしていくこと。
それを人に伝える作業をすれば、抽象化能力、言語化能力がつく。
夢を現実にする
自分をは何か?自分が本当に望んでいるものは何か?を明らかにするためにもメモは役立つ
最終的に「自分は何をやりたいのか?」に行きつく(抽象化)
「じゃあ、そのために今、具体的に何をするの?」(転用)
言語化で夢は現実になる。
夢について紙に書いた時点で、潜在意識に刷り込まれる度合いが高くなる。
「生涯でやりたいこと」をすべてリストアップし「終わり」をしっかりと意識する。
人生に終わりがあるとしたらこれだけはやっておきたい、挑戦してみたいと感じることをすべて出し切る。
次にS~Cの4ランクくらいに優先度をつける。
「トップダウン型」・・・自分の最も大切な人生の軸が定まっていて、それに沿った大きな夢から逆算してタスクを洗い出し、その夢の達成に向けて貢献度が高そうだと思われるタスクから順に、一つ一つ確実につぶしていく。
「ボトムアップ型」・・・自分がワクワクする度合いで重要度を決める。
Sランクの夢を叶えるには、現時点で具体的に取るべき行動を書いていく、そこで生まれた細かいタスクをスケジュールにしっかり入れ込んで行動に移していけば一歩ずつ夢の現実化に向かう。
夢がかなわないのは、やるべきことが具体化できていないから。
目標をする人がいればその人が「成功するまでにやったこと」をすべて羅列してまねる。
「いつまでに」「いつやるか」という時間の制約があって初めて、スケジュールがたてられる。
夢を叶えるため「緊急ではないけれど重要なもの」に向き合う時間を取ることが大切。
自分とのアポを取ってスケジュールにはっきり書き込む。
自分は根底で何を願っているのか、この自己理解が進むと日々をただ漫然と過ごすのではなく、目の前の取るに足らない何かをアイデアに変えたり、夢の実現に前のめりに生きることができる。
受け身ではなく楽しみながら自分から取りに行くというスタンスを持つと、人生は一気に楽しくなる。