咲紗の、本とチワワとコーヒーと ~愛すべき本たちとの日々~

読書大好き咲紗が、読んだ本の感想やご紹介をしていきます

そうだったのか!現代史①  池上 彰

2007年3月25日  集英社文庫

咲紗が尊敬する池上さんの著書です。

わかりやすく、読みやすく解説してくれていますので、ものすごく理解が深まりました。

また、問題がその後どうなったかも載せてくれています。

湾岸戦争

咲紗もTVで見ていました。イラクの夜の空に光る対空放射の光が忘れられません。しかし、結局フセインはその後も権力を握り続けたのですから、この戦争は失敗だったとみるべきでしょう。しかし、コンピュータのスイッチ一つで簡単に戦争が起きてしまうとは、恐ろしいです。

東西冷戦

アメリカを中心とする西側の「資本主義諸国」と、ソ連を中心とする東側の「社会主義諸国」。狂気に満ちたソ連スターリンは、東側諸国をどんどん取り込み、厚い鉄のカーテンをひいてしまいました。

ベルリンの壁

冷戦の影響がもたらした悲劇の一つです。社会主義東ドイツと資本主義の西ドイツ。そしてベルリンという一つの都市の中でも東と西に分けられ、壁をつくらさせられてしまいました。いったい何百人、何千人もの人がこの壁のところで銃殺されたことでしょう。

恐怖のスターリン時代

もう、気が狂っているとしか言いようがありません。社会主義国にはどうしてこのような独裁者がたびたび生まれるのでしょうか。そしてバチも当たらないのです。ただただ自分の権力維持のための粛清、無実の人たちの処刑、拷問、飢饉・・・なぜこのような人物が許されるのでしょうか。

中国と台湾

中国と台湾の関係に、日本が深くかかわっていることを知りませんでした。戦争中に台湾を支配した日本は、台湾を日本化しました。その後、日本が撤退し中国がやってきたとき、もう中国と台湾は大きく違ってしまっていたのです。

朝鮮戦争

これも資本主義と社会主義に分かれた国の悲劇ですね。アメリカとソ連の介入が大きく影響しています。この問題はいまだ解決していません。

イスラエル誕生

これは、日本人である私達にはかなり難しい問題であることは間違いありません。パレスチナと呼ばれる地方にユダヤ人が自分達の国を建設しよう、元々は我々の先祖が神から授かった土地だから、ということなのですが、この争いはまだまだ解決しそうにありません。

キューバ危機

こんな恐ろしいことがあったなんて、いくら生まれる前のこととはいえ、恥ずかしながら知りませんでした。あともうちょっとで核戦争が起こるところだったとは。これもアメリカとソ連の冷戦の犠牲です。

文化大革命

また、社会主義国家の独裁者が起こした狂気に満ちた悲劇です。なぜ中国は、この毛沢東肖像画をいまだに天安門広場に掲げているのでしょうか。自己顕示欲に取りつかれた虐殺、粛清、そして中国という国を、どうしようもなく無茶苦茶にしてしまったその罪を償うことなく、悠然と死んでいったなんて許せません。

この続きはまた次回にします。

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